映画をよく見るので評論してみた〜Vol4.バケモノの子〜

映画をよく見るので評論してみた~Vol4.バケモノの子

 

【作品】

バケモノの子

 

【解説】

サマーウォーズ』などの細田守が監督を務め、人間界とバケモノ界が存在するパラレルワールドを舞台に孤独な少年とバケモノの交流を描くアニメーション。人間界「渋谷」で一人ぼっちの少年と、バケモノ界「渋天街」で孤独なバケモノ。本来出会うはずのない彼らが繰り広げる修行と冒険を映す。バケモノと少年の声を役所広司宮崎あおいが担当するほか、染谷将太広瀬すずら人気俳優が声優として名を連ねる。不幸な少年が身勝手なバケモノとの出会いにより成長し、絆を深めていく感動的な物語に期待。

 

【あらすじ】

人間界「渋谷」とバケモノ界「渋天街」は、交わることのない二つの世界。ある日、渋谷にいた少年が渋天街のバケモノ・熊徹に出会う。少年は強くなるために渋天街で熊徹の弟子となり、熊徹は少年を九太と命名。ある日、成長して渋谷へ戻った九太は、高校生の楓から新しい世界や価値観を吸収し、生きるべき世界を模索するように。そんな中、両世界を巻き込む事件が起こる。

 

【オススメ度】

★★★★★

 

【個人的感想】

この映画はTSUTAYAの2016年のDVDランキングで1位ということで前々の情報は何もなくレンタルをして見た。

前半に出てくる映像は渋谷をメインとしている為、渋谷に行ったことある人は「あ、自分が見た渋谷だ!」と思えるくらい忠実に再現しているところも人の”共感”を刺激するいい描写と感じた。

また、キャストもみんないい味出している。さすが一線で活躍する日本の俳優だけはある。

ちなみにキャストは下記

役所広司

宮崎あおい

染谷将太

広瀬すず

麻生久美子

リリーフランキー

大泉洋

・ほか

特にリリーフランキーが担当する百秋坊は熊鉄や九太のような攻撃的な性格を諭す声としてどんぱちはまってる。

また、教室のイケイケではない方のキャシャな可愛い高校生(楓)を担当している広瀬すずも、本当にこんな子はクラスのどこかにはいると思わせるようなハマりよう。

個人的な感想ではあるが、この人がこの役を担当しているのかという観点もこの映画の楽しめるところだ。

トーリーはどうかというと東京で家族がいない9歳の子供がバケモノに育てられ、子供から何事も感覚的に感情をむき出しにしながら成長していく心境の変化は、ただの人間の成長ではなく、バケモノと人間のはざまの心境の揺れはなんともいいがたく映画に釘付けにされる。特に自分の環境と合わせても自分も家族の縁が薄く、9歳の男の子の”孤独”は他人事とは思えず、この9歳の男の子の今後を見たくなってしまう。

日本の起承転結がわかりやすい作品ではなく、次はどうなるんだと思わせる2016年日本を代表する佳作と言っていい。

こちらも絶対に騙されたと思って見て欲しい作品だ。

追記:ちなみに主人公にずっとつきまとうハムスターのような可愛いバケモノがいる。ただ単に可愛いだけの存在だがこちらも注目して欲しい。

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