映画をよく見るので評論してみた~Vol10.ハウルの動く城~

Vol10.ハウルの動く城

 

【作品】

ハウルの動く城

 

【解説】

ダイアナ・ウィン・ジョーンズの著書「魔法使いハウルと火の悪魔」を基に、少女と魔法使いの恋をとおして、生きる楽しさや愛する歓びを描いた宮崎駿監督最新作。呪いをかけられ90歳の老婆の姿になってしまった18歳の少女ソフィーに倍賞千恵子、動く城の持ち主で魔法使いのハウル木村拓哉、そしてソフィーに魔法をかける荒地の魔女美輪明宏と豪華なキャストが声で参加。『千と千尋の神隠し』で「いつも何度でも」を歌い上げた木村弓の楽曲「世界の約束」を、映画主題歌として倍賞千恵子が歌う。

 

【あらすじ】

父親の帽子店で日々、帽子を作りつづけていた18歳のソフィーは、ある日、荒地の魔女に呪いをかけられ90歳の老婆になってしまった。ソフィーはハンサムだが弱虫な魔法使いハウルと出会い、奇妙な共同生活を始める。

 

【オススメ度】

★★★★★

 

【個人的感想】

とうとうジブリ作品を評論することになったw

この作品は日本興行収入ランキングで堂々第6位の名作だ。

声優の中にもあの木村拓哉さんがキャラクターの一人を演じることで話題にもなったのだ。もし若い子の中で”ハウルの動く城”に「木村拓哉出てんの?!」と初めて知った人は2回目の面白さを味わうことができる。

ちなみに木村さんは宮崎さんに「星にぶつかってしまった少年を演じて欲しい」と言われ「なるほど」と言ったが全く理解していなかったまま収音に望んだという。第一印象は「大人というより、少年から青年ゾーンの人だと思った。」など裏話をラジオで語っている。

個人的に好きなのは荒地の魔女を演じる美輪明宏さんと、カルシファー役の我修院達也さん。マルクル演じる神木隆之介さん。

余談だが我修院達也さんは一時期逃亡生活をし行方不明にもなったことがある私生活でも個性的な俳優で、この”ハウルの動く城”だけでなく日本の興行収入ランキング第1位の”千と千尋の神隠し”にも声優で出演しておりジブリ作品には欠かせない人である。

この人たちの癖のある声もなんとも特徴的で心地いい。

 

トーリー的な感想はというと、まずジブリ作品全体として思うこと。それはジブリ作品には10代のヒロインが数多く描かれているが、その思春期の理屈では語れない複雑な心境の変化の描き方が異常というまでに繊細で美しく表現されている。

僕個人的にはジブリの作品というのは子供の頃から見ていた作品だ。子供の頃はアニメの起承転結性として面白い作品という見方。10代の思春期にはこのヒロインはなぜこの瞬間にこんな態度や表情をするんだろうかという疑問を提供してくれたり、大人になってみると、この思春期の特有な表情や態度が繊細に描かれていると感じたり、自分の成長や少女に対しての理解に応じて、様々な見方や見解ができ、何度見ても新しい発見を提供してくれるすごい作品だ。

この”ジブリのヒロインの繊細な表情”を意識して見てこなかった人はよくそこに注目して見てみると様々な発見が垣間見れることは間違いない。

 

ハウルに限ったことでいうと18歳のソフィーが90歳の老婆に変えられるが、基本見た目や発言も完全に90代だが、10代のソフィーの感情や心境が現れると10代の見た目に変化している、心境と見た目がシンクロしている不思議で飽きを感じさせる暇がない。

 

個人的に好きな、、というか癖になるシーンはハウルの天敵サリマンのもとへソフィーと荒地の魔女と行くシーンで、階段を登る前はお互いライバル通しだったのにソフィーが階段を登り終えると自分を老婆にした魔女を心配するという心境の変化があることだ。僕はまだ、この心境の変化について、宮崎さんはどのような思いで描いたのかは理解できないが90代になって見たときには理解ができるかもしれないと思うとまだまだ見応えがある。

ちなみにだがこの階段を登り終えると少しふざけたキャラクターが出現する。宮崎駿このシーンおちょけたか??と思う。きになるかたはぜひ映画を見て欲しい。

 

見てない人の方が少ないとは思うがジブリの作品は自分の人生のどんな見方で見るかで様々な発見がある。一度見たから見ないというのはジブリ作品においてはナンセンスだ。

この記載でピンときた方は映画を見てくれ。

f:id:robokon99:20170521014825j:plain

 

カルシファー よく言うことを聞いてるね

 

f:id:robokon99:20170521014835g:plain