映画をよく見るので評論してみた~Vol11.マジックアワー~

映画をよく見るので評論してみた~Vol11.マジックアワー~

 

【作品】

マジックアワー

 

【解説】

暗黒界のボスの愛人に手を出した男が、命を助けてもらう代償に伝説の殺し屋を探し出すコメディー・ドラマ。『THE 有頂天ホテル』の三谷幸喜が脚本と監督を務め、映画監督のふりをして無名の俳優を幻の殺し屋に仕立て上げようとする、しがないギャングの苦肉の策を描く。撮影と思い込み殺し屋に成り切る俳優に佐藤浩市、その俳優をだます小ずるい若者に妻夫木聡。うそと思い込みが巻き起こす感動と爆笑が交互に訪れる、巧みな脚本が光る。

 

【あらすじ】

暗黒界の顔役・天塩幸之助(西田敏行)の愛人・高千穂マリ(深津絵里)に手を出してしまった手下の備後登(妻夫木聡)は、命の代償に伝説の殺し屋“デラ富樫”を探し出すハメに。期限の5日が迫ってもデラを見つけ出せない備後は無名の三流役者・村田大樹(佐藤浩市)を雇い、殺し屋に仕立てあげるという苦肉の策を思いつく。

 

【オススメ度】

★★★★★

 

【個人的感想】

三谷幸喜作品は本当に邦画コメディとして楽しませてくれる作品が多いと言うことだ。特に近年になればなるほどコメディ感がアップしているように思える。

本作品は村田大樹(佐藤浩市)が俳優として役を演じているにもかかわらず、本当の状況は演じている環境ではなく自分以外はリアルな状況が成り立ってしまっているという”アンジャッシュのコント”のようなすれ違いなやりとりを成立させながら四方八方で物語が同時進行している、まるで舞台演劇を見ているかのような見ている人を飽きさせない感じが三谷幸喜作品特有で好きだ。

また佐藤浩市がナイフを舐め回すシーンはその場で笑えてしまった。役所広司といえば?であのシーンを真似る人も少なくはないとと思うがそれほど強烈なシーンとして今も語り注がれている。

トーリー的には売れない役者村田大樹(佐藤浩市)が再起をかけて役者人生としての仕事を全うしていく中で彼の中でこのままやっていくべきかという大きなテーマにも触れる作品だ。彼のように夢を持っている生きている人はたくさんいると思う。

僕は彼のような人間は嫌いではない。好きだ。

今の日本の社会を見ていると、みんな窮屈で我慢を強いられている方が多く、心の牢屋にいる人も少なくない。

だけれども今はインターネットや技術改革が進み、個人が大きいことができる時代だ。この映画の主人公のように昔のやり方でそのまま生き続けることは非常にナンセンスな話だ。今はyoutubeやブログやらで自分を売り込み注目される人はたくさんいる。

この記事を読んでくれた方への伝えたいこととしては、やりたいことはやる。さらに今の時代にあった生き方をして欲しい。

この村田のような昔のやり方だけではダメだ。

それはこの映画自体にも感ずることができる。三谷幸喜は学生時代から映画が好きで、この映画のシーンには彼が当時見ていた映画のセットがたくさん登場している。また、コメディという彼の好きなフィールドを邦画ではなかなかない場所にぶつける今までにない考え方で大注目を浴びている。

好きなことを実直に今の人にどのように提供するか。そうすれば村田のようになることもなく三谷幸喜作品のように注目を浴びることができるはずだ。

長く語ってしまったが、この映画はコメディ。なにを感じるかは抜いて、単純に楽しんで見て欲しい。

今の世の中にストレスを感じている方、笑いを求めている方は是非おすすめだ。

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