映画をよく見るので評論してみた~Vol13.言の葉の庭~

映画をよく見るので評論してみた~Vol13.言の葉の庭

 

【作品】

言の葉の庭

 

【解説】

『君の名は』や『秒速5センチメートル』や『星を追う子ども』で知られる新海誠が原作と監督と脚本を手掛け、繊細なタッチで描くアニメーション。現代の東京を舞台に、男子高校生と生きることに不器用な年上の女性の淡い恋の物語を丁寧に紡いでいく。主人公の声を担当するのは、数々の作品で声を担当してきた入野自由花澤香菜万葉集や日本庭園などを題材に描かれる、情感豊かな映像に引き寄せられる。

 

【あらすじ】

靴職人を志す15歳の高校生タカオは、雨が降るといつも学校をさぼって公園で靴のスケッチに熱中していた。そんなある日、彼は27歳のユキノと出会い、雨の日だけの再会を繰り返しながらお互いに少しずつ打ち解けていく。タカオは心のよりどころを失ってしまったユキノのために、彼女がもっと歩きたくなるような靴を作ろうと決心する。

 

【オススメ度】

★★★★★

 

【個人的感想】

新海誠監督作品の恋愛映画だ。

15歳タカオが学校をサボった日に会う27歳のユキノ奇妙な関係のストーリー。タカオから見るとてつもなく美人なユキノの正体は映画の冒頭はわからない。しかし、徐々にこの奇妙で美しいユキノの背景が徐々に描かれていく。元彼の存在。職場(学校)の存在。彼女の今後の未来。普段の私生活など彼女が抱えている”闇”が後半になると次々明確化されていく。

彼女の存在を知りたいがあまり、映画にどんどん引き込まれていくうまい演出だ。

そして彼女が抱える闇というのはかなり現代の20代で抱えるリアルな闇にも思え、同じ20代後半、もしくはそれ以上の年齢の方は共感できる部分が多いと思う。

そして先ほどから主人公を美人と紹介しているが、それほど絵がリアルに、背景も繊細に描かれている。アニメ映画の中でもピカイチの美的センスだ。

一方主人公の男の子は職人的な才能があり”靴”を作ることに熱中している。

高校生らしいまっすぐな思いと行動がこの映画で描かれているが、本来15歳の男と27歳の女性ではほぼ確実に恋愛関係にはならないだろう。しかし、15歳のまっすぐな思いを感じるユキノは徐々に心を持って行かれるが、年齢差からいけないという思いが彼らの恋を邪魔する。

今後の彼らの恋愛関係がどのようになるかは映画を観ていただきたい。

 

ちなみにこれは完全個人のことだが、この映画を紹介されたのは5つ年下の当時仲良くしていた女の子だ。とってもお勧めの映画があるから観て!と言われて早速拝見。この仲良くしていた女の子も非常に可愛らしく、清楚で芸術系の才能のある魅力的な存在。映画に出てくるユキノもキャシャで、本当に綺麗な存在。どちらも若干の人間らしい悩みや不安を持っているような感じもあり、この映画を見るといつも彼女のことを思いだす。

この映画のユキノのように人生に不安や悩みを抱えている方。この映画でもあなたのことを好きでいてくれる人はたくさんいる。閉鎖的にならず心をオープンにして世の中と、この映画をシンクロして観て欲しい。

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画像:言の葉の庭ホームページより引用